Q
御社は創業100年の歴史があり、また、100年後の世代や地域に良い環境を残す取り組みをなさっていると拝察しております。守り続ける伝統と、時代と共に進化する取組は何でしょう?
A
創業より塩業、土木、鉄道、建築、住宅、環境など取り組む事業を進化させており、100年以上も会社を存続させるためには時代の変化に対応した変革が必要であると思います。弊社は常にお客様に支えられながら地域と共に成長をしてきており、お客さまに喜んでいただくことをモットーとしています。
Q
環境事業の一環として太陽光発電の施工など、電力関連の事業を手掛けたのはいつ頃からですか?GCC(グリーンコンストラクションカンパニー)としての独自の理念について伺えますか?
A
平成21年から太陽光発電施設の導入やLED照明の設置の提案を企業に行ってきました。それから省エネ診断・省エネ改修、環境商材の提案へと発展し、お客様のエネルギーコストの削減に貢献する取り組みを行っています。GCCとは100年後の世代や地域にできるだけ良い環境を残していくために、弊社が100年の歴史で培った土木、建築、住宅のものづくりの技術をベースとして、持続可能な地域社会を創造していく活動を行う、弊社の目指すべき新たな姿としています。弊社はゼネコンからGCCへの変革を100年ビジョンとして掲げています。
Q
F-Powerの対応・サービスはいかがでしょうか?
A
弊社のお客様には法人である事業所や個人住宅がありますので、高圧低圧と幅広く新電力のサービスを提案できることが強みであると思っています。御社は四国電力管内で絶対的な価格競争力を持ち、弊社としても大変心強く思っています。今後、新電力への切り替え対象者の拡大のためには提供するメニューの充実を図られることを期待しています。
Q
亀井組様の「はなカメくん」、コープライフとくしま様の「でんすけ」はとても可愛いキャラクターですが、それぞれに込めた思いはありますか?
A
でんすけはコープライフとくしま様のちらしを作成する際に誕生したキャラクターです。はなカメくんは弊社のOB会員組織である亀井倶楽部のマスコットキャラクターを全国公募した際に選ばれました。でんすけもはなカメくんも癒されるキャラクターで可愛いと思います。多くの皆様に愛される存在になれればと思います。
Q
新電力として、今一番注目している、注目して欲しいことはありますか?
A
どれだけお客様のエネルギーコストの削減が図られるかに注目しています。電力購入は選択することができるのだということを多くの皆様に知っていただきたいと思います。
Q
弊社に対する期待、改善点がございましたらご教示ください。
A
新電力のトップランナーとして常に斬新な取り組みをされ続けることを期待しています。地域の皆様が末永く幸せな生活を送られるように御社と共に知恵を絞りながら取り組んでまいりたいと思います。
電力とは、顧客との長いおつきあいができる「商材」ですが、より強い絆を結んで行くためには、お客様に心から満足していただける「価値」 を持つことが大切です。さらに、時代・環境の変化や、お客様のニーズに合わせた「進化」をすることが求められます。
そこでF-Powerでは、パートナーの皆様と互いの「強み」を理解した上で、それらを組み合わせ、相乗効果を生み出し、これまでにない価値を創造してお客様にお届けする「ビジネスモデル」の構築をめざしています。
F-Powerは、パートナー様とのアライアンスのもと、顧客戦略ニーズに合わせたオーダーメイドのモデルを創り、ご提供します。一方、パートナー様には、ご利用されたお客様の生の声をF-Powerにフィードバックしていただきたいと考えています。その声により電力サービスをさらに進化させ、いつまでも続くお客様との強い絆につなげていきます。
地域のお客様に心から満足していただくためには、パートナーとの強い絆こそがいちばん大切だと私たちは考えています。
F-Powerとパートナー様、パートナー様と地域のお客様、その「強い絆づくりのための電力サービス」。それがF-Powerがめざす姿です。
F-Powerでは、日ごろの情報交換の他に、パートナー様に、電力に関する知識と情報をご提供するセミナーを開催しています。
このセミナーは、講義形式で行われる情報提供の場であるとともに、新電力のこれからのあり方を語り合う場、さらには、地域に根ざし、地域のお客様との強い絆を持つパートナー様からの地域の情報、お客様の声を届けていただく場でもあります。
こうした場を設けることで、パートナーの皆様との絆を強めるとともに、新電力ビジネスのさらなる進化、サービスレベルの向上につなげていきたいと考えています。
通常のモノやサービスに値段があるように、電気にも値段があります。今までは地域の電力会社が『電気料金』を通じて域内一律の料金運営を行ってきました。電力自由化の流れの中で、実は2005年4月から電気の値段は卸取引所で毎日、30分単位で値段が付く仕組みが運営されています。いわゆる日本卸電力取引所を通じて、日々の需給を反映した日本の電気の価格、すなわち正当な電気の価値を求めてお値段がつく市場機能が用意されています。
電気事業は送配電網を通じて皆様の手元でお使い頂くネットワーク・サービス業です。一方で、火力発電事業であれば、ドル建てで海外から調達された燃料に対して、発電コストをかけて製造する製造業です。水力や太陽光、バイオマス発電事業においても、何らかのコストをかけて瞬時瞬時に電気を作り出します。電気は在庫管理が難しい商材ですが、量を意識した需給調整が必須なビジネスという点では極めて難しい製造業の一面があります。
こういったモノ作りの観点と絶え間ない価値変動を示す市場機能の観点を兼ね揃えて電力ビジネスを運営すれば、新しいものの見方や可能性、将来展望が生まれます。本レポートでは、日本における電力価格の適正な価格水準を理解すべく、F-Powerと親しくお付き合い頂くパートナーの皆様に対して、電力に関するモノ作りや市場機能の特性をお伝えすべく心がけて参る所存です。
月単位で電力市場や制度改革に関わるテーマを振り返りつつ、電力価格の動向や将来展望をお伝えします。
電力市場価格の実績と今後の見通し
1:2021 年 3 月の実績
1-1:概要
● 2021 年 3 月の 24 時間平均価格は、東京エリアで 6.70 円/kWh(前年同月比▲0.78 円/kWh)、関西エリアで 6.13 円/kWh(同+1.07 円/kWh)となり、前年同月の価格に比べて東京エリアでは下落し、関西エリアで...